青森県の4種のリーグは1部リーグと2部リーグが東西に分かれて行われている。青森FCからはトップチームが1部リーグ(8チーム)に所属し、全勝で1位、2ndチームは8チーム中2位、3rdチームが5位で折り返した。1stはそのまま1部リーグで後期を戦う。2ndチームは4グループの上位1,2位が集まる2部リーグで後期を戦う。3rdチームは全員4年生ながら、5,6年チームと戦い3勝3敗1引き分けで、残念ながら5位となり、3部リーグで戦うことになった。 先日の平賀で行われた3rdチームの最終戦は、お互いに勝てば4位確定となり、2部リーグで試合ができる大切な試合であった。結果は、後半1失点し0-1で敗戦した。相手は6年生で、体も大きく、スピードもキック力もある。前半は体を張った守備で0-0としたが、2度の絶好機を決められず、たった一本のシュートで負けてしまった。4年生にとっては上級生相手の試合は大変ではあるが、フィジカルで劣る4年が上級生と戦うには、球離れを速くしてプレッシャーを受けずにチームで戦うことが必要である。その球離れの速さは、現代のサッカーでは上に行けば行くほど必要なプレーで、その意識を持つことが必要である。また、パスで相手のプレッシャーから逃れ、得点を奪うことも必要となるが、4年生でそれができる子は少ない。2,3年で一人でドリブルしてゴールに向かう子が多いが、自分に相手を引きつけさせて、アシストしてのゴールという判断もそろそろ育ってほしいところだ。相手の強さに応じた攻めのパターンが欲しいところだ。4年生もせっかくゴール前まで行くなら、ラストパスでの得点ができるようになってほしい。また、個々の状況判断も大切だが、チームとして、相手を分析した戦い方を意識しなければならない。つまりチーム戦術だ。4年生はまだ、同じ学年と戦っている意識でサッカーをしている。後期は、下位チームのグループとの対戦なので、4年生にとっては、基礎を固めるのに適するリーグ戦となるだろう。