いよいよ小学生のリーグ戦が始まる。青森FCは長年県の1部のトップリーグに所属していたが、今年度から1部リーグは生活圏内のグループ分けとなり東1部16チームと西1部16チームに分かれることになった。前期と後期に分かれ、前期で下位となると、来年度は現在空白となっている2部に降格となる。青森FCは県1部西、県3部西に2nd,3rdの3チームが参戦する。3部といっても、6年生を主体のチームもあれば、青森FCのように5年生主体のチームや4年生主体のチームもある。本来であれば、6年生リーグ、5年生リーグ、4年生リーグがあれば良いのだが、1学年でチームを組めないところもあるから、いたしかたないだろう。 4月20日には私が担当する3rdの初戦がある。対戦相手は6年生主体の1stチームである。格上の相手と戦うには、個人技やフィジカルではかなわないが、チーム一体になって戦うことが大切となる。2学年の差を勝ち負けで評価するのは無意味だ。勝ったとしても、負けたとしても、その中身が大切なのである。勝っても驕らず、負けても卑屈にならない。 サッカーをしてきたり、監督、コーチとして長く携わってきて、心に宿ったものがある。どんなに大差をつけて負けようが、最後まで戦うことを忘れないことだ。人生は良い事と悪い事の繰り返しだ。小さな頃に経験したくやしさがその後の人生をつくりあげている。 社会人となり、今こうして、幼稚園を経営したり、サッカークラブを運営してきた長い年月の中では、つらかったこと、悲しかったこと、苦しかったこと、さまざまな苦難があったし、経営も苦しい時もあった。それでも、最後まであきらめず、戦い続けることだ。 サッカーは勝ったとしても、自分の力だけではない。驕るものは大成しない。負けたとしても、それは自分だけのせいではない。落ち込むことはない。精一杯やったというプライドだけが、自分を鍛え上げる。さあ、最後まで戦おう。