ジュニアユース 塩釜神社杯初優勝

 令和8年4月1日から3日まで塩釜市で開催された第44回塩釜神社杯 中学生サッカー大会で青森FCジュニアユースが初優勝を飾りました。そこで、監督である大澤裕一郎君にその思いを述べてもらいました。

 

第44回 塩釜神社杯 中学生サッカー大会 優勝
~塩釜神社杯に対する思い編~

 決勝戦、終了のホイッスルが鳴った瞬間頭の中にはOBの顔が浮かんできた。そして「やっと優勝できたぞー!」とその子たちに言った。
塩釜神社杯は、とても伝統のある大会である。昭和54年に第1回大会が開催されて以降今年で44回目。私より年上だ。昭和54年だと普通に数えると47回目ではないか?と思うかもしれないが、それは新型コロナウィルスの影響で令和2~4年の3年間が中止になったからで、それ以外はずっと続いている由緒ある大会である。主催者である塩釜FCがこの大会を立ち上げた目的は、今でこそ容易に関東に遠征に行ける環境にあるものの、当時はそういうこともできず、そんな東北のチームと子どもたちの強化を図る目的で、当時の監督の小幡氏の尽力で関東の方から強いチームを招待して来て、東北のサッカー不毛の地の子どものために同年代の最高レベルを体感させてあげる狙いがあったと聞いている。歴代優勝チームを見ても、第1~3回は清水FC(現清水エスパルス)が第11回に日産FC(現横浜F・マリノス)第13回からは読売ジュニアユース(現東京ヴェルディ)が優勝している。近年は関東の方ですでにこの大会期間中に公式戦が始まっているため、こういったJリーグの下部組織のチームは参加しなくなったが、今でも関東の方から来ているチームもある。今年も北海道、埼玉、神奈川、東京、群馬から参加している。
塩釜神社杯は、3月末から行われるため、4月からの公式戦の実力試しの前哨戦になる。チームの仕上がり具合を気にしながらもメンバーを固定せずにいろんな選手にチャンスの機会を作り、そして勝負にこだわる。青森では3月まで雪で外のグラウンドが使えないため、こういう大会に出向かない限り対外試合は難しい。そういう意味でも我々にとっては冬場のトレーニングの成果を試すことのできるとても有意義な大会である。
 青森FCがこの大会に最初に招待されたのは今から13年前の第34回大会からだ。新参者はお断りの大会でチーム発足から7年かけて実績を積み上げ青森FCが東北の強豪として認められたんだと勝手に思っている。そこから連続で招待され今年で11回目の参加だ。今までの最高順位は第37回のベスト8である。ベスト8というのは、この大会では、4チームのグループリーグの1位になるということだ。このグループリーグ1位になるということがなかなか難しかった。グループリーグに毎回必ず1チームはどう頑張っても勝てない関東の強豪チームが組み込まれているからだ。さらにその後、隣のグループリーグ1位と対戦して勝てばベスト4となり、大会最終日の準決勝に進むことができる。我々(私)にとってベスト4はなかなか大きな壁だった。最低でも絶対勝てないであろう強豪を2チーム倒さなければならないからだ。ベスト4に残るチームが羨ましかった。めぐみ野サッカー場のスタンド付きの天然芝での準決勝が羨ましかった。毎年指を食えて準決勝を見てた。「いつか青森FCの子ども達がこのピッチで試合しているところを見たい」私の塩釜神社杯に対する1番の思いはそこにあった。
 今年のチームはとにかく負けん気の強い子が多い。そして何より勝負強い。また、試合に出場してないメンバーも自分が出場したい気持ちを持ちながらも勝つために必死にピッチ上の選手に声がけをしてくれるこの上ない頼もしいチームだ。準々決勝、準決勝ともに接戦の上PK戦だったが全員外すことなく決めた驚異のメンタルの持ち主。逆に外して悔しがるところを見てみたいくらい頼もしかった。4月から始まる公式戦が楽しみだ。そしてこのチームがどこまで行けるか楽しみだ。
青森FCジュニアユース初のクラブユース全国大会出場を目指し頑張ろう!